2024テディベアコンベンション特別企画コンテスト
タイタニックテディベアオセロ展コンテストに応募した
コンテスト作品となります。
コンテスト出展作品タイトル
まるで歌のタイトルの様な不思議な言葉
泳ぐ太陽の金ぴか尻尾をつかまえて
は、オセロちゃんと私が遠い船の旅に出かけているところを想像しています。
わがままで暴れん坊のオセロちゃん。
初めての船旅に興奮しまくりで暴れまくり!
当然、順調な旅にはなりません!!
当初の予定とは大きく外れて殆どの観光地も巡れない、なくしものはする、という散々な時間が過ぎてしまいます。
途方に暮れて二人で船の甲板の上で夕陽を眺めていると、、、、、
オセロちゃんは太陽が泳いでいる!!と言うのです
大興奮しながら、太陽が泳いで船を追いかけてくる!!と。
海の水面に光る金色の波のひだを
金魚の様な太陽のながいながい尻尾だと言って喜んでいます。
つかまえて!!たいようのしっぽ!!たいようをつかまえるぅぅ!!!
そういって船から身を乗り出して今にも落ちそうになるオセロちゃん
どうしてこの子はこんな子なんだろう。
自分の中で想像もしていなかった旅に思わず吹き出して・・・
うまくいかない日々も
きっと忘れられない深い思い出をオセロちゃんが作ってくれる
そんなイメージの黒いベア。
それが私のオセロちゃんです
2024テディベアコンベンション特別企画・
タイタニックテディベアオセロ展にちなんだ
オセロベアコンテストに応募した作品です。
真っ黒のベア、オセロをテーマに黒いモヘアを使用すること。
赤をポイントとして使用すること。がコンテスト規約となります。
真っ黒のベアに目元は赤の縁取りが特徴のタイタニックテディベアオセロを作家独自のオリジナル解釈で制作しています。
Sugar Pumpkinsでは黒いオートクチュールカールモヘアをベースに手先足先は毛足の短いモヘアへ切り替わるスタイルの愛嬌溢れるベアを制作しました。
幼くて手の掛かる子を連れて一緒に旅をする時に味わった様々な感情と思い出。
オセロちゃんに振り回されるような大変な旅路をイメージして、屈託なく笑う子どもみたいなベアの表情を目指しました。オセロちゃんが笑っていたら、きっとなんでも許してしまうのです。
フワフワのアンティークモヘアの毛並みと左耳にはピアスの様なアンティークボタンが付いています。
お目目の縁取りは複雑な色味で着色を施した赤いまぶた。
シュガパンベアとして珍しい配色の組み合わせとなるテディベアです。
黒に目元の赤という奇抜な色味で野生動物の子どもの様な自然な愛らしさを表現しようと挑戦したことは
今までには無い、新しい作風のベアが誕生いたしました。
手染めアルパカ8mmモヘア(手足の短いモヘアの部分に使用)は繰り返しの手染め加工による
★色落ち色移りの恐れがあります★
コンテスト作品につき繊細な仕様となりますことを
予めご了承ください
アンティークオートクチュールモヘア24mm
(全体のメインモヘア)
★非常にデリケートな素材です★
毛並みの乱れ、脱落、色写りなどお取り扱いにご注意頂き、
鑑賞用ベアとしてお楽しみください
オセロベアコンテストに向けて、黒いモヘア、赤の縁取りの目元。
まず初めに感じた事は どうやって可愛くしよう・・・ という不安でした。
まずモチーフが可愛くなるすべが見当たらない!!そんな風に思いました。オセロベア独特の赤い眼もとは一見怖い雰囲気すらする威厳漂うベアの顔です。この荘厳な趣あるベアをシュガパンの解釈で魅力あふれる可愛い子に仕上げたら自分の中での勝負は勝ちだな、という目標を掲げていました。自分の中での戦いがとても大きな意味を持つベア作りでした。
黒いモヘアは例えば小熊の愛らしさやポメラニアンの黒い毛並みの子など、ベビー特有の愛らしさは目指すとして、
赤い眼もとを可愛く魅せる為に意識したのは、野生動物の持つ自然な雰囲気の可愛さ。
参考にしていたのはアカオクロオウムという大型鳥のオウムの顔です。
私は自宅でオウムを飼っているのですがwその関係でこのアカオクロオウムを飼っている飼い主さんとお会いしたことがあり、
間近で触れ合う事もありました。黒いオウムなのにお目目がとっても可愛くて。大きな嘴も少しとぼけた表情で。まったく攻撃性を感じない、ゆったりした雰囲気の大型鳥です。写真で見るよりもずっと穏やかでとぼけています(笑)
例えば動物園であまり可愛いとイメージが無かった動物も、近くでよく見ると とても愛嬌のある愛らしい表情だと感じた事はありませんか? わたしは続けてマントヒヒを動物園で見た時に こんなに可愛い眼をしてるんだ! と驚いたことがあります。
まるで人間の様なぎょっとする大きな強い瞳で マントヒヒはじっと見つめてくるのですが。それがなんとも不思議な表情で。
それでいて愛らしく、瞳から感情のたくさん詰まった魅惑の心が透けてつかまえて誘い込まれるようなそんな瞳なんです!
動物の自然な表情とデザインのバランスが絶妙な愛しい顔立ちを表していて。
このオセロベアでもそんな愛らしさや人相を表現したいと強く思いました。